スケッチシリーズ「ルターゆかりの地をたずねて」
11.ハイデルベルク
ハイデルベルク

 

「十字架の神学」の提示

ドイツ西南部の都市。13世紀にプファルツ侯領の首都となり、南西ドイツの中心地となりました。1368年にドイツで最古のハイデルベルク大学が建てられ、学問文化の中心的存在ともなりました。
「95箇条」から半年後、1518年4月にこの地で行われたアウグスティヌス修道会の総会で、時の人となったルターの宗教改革の神学的主張について討論が行われました(ハイデルベルク討論)。ルターは「28の神学的提題」と12の哲学的提題を用意し、その中で宗教改革的神学は「十字架の神学」であるという主張を展開しました。
 ネッカー河畔から橋を隔てて遠望したハイデルベルク城のこの景色を、ルターはどんな思いで眺めたことでしょうか。

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