ルターの家
アウグスティヌス元修道院の全景。結婚したルターとカタリーナは、領主のヨハン堅忍公の許しを得て、この元修道院に住むことになりました。大勢の下宿生、長期滞在のゲスト、使用人、友人など、毎夕30人から50人もの人が食卓を囲みました。そのためカタリーナは畑を作り家畜を飼い、さらにはビールの醸造まで手がけて家計を助けました。この裏手から最近、半地下のカタリーナの台所も発掘されて、その働きを偲ぶことができます。
このルター家の神への奉仕と人への奉仕の分業、生産性、客をもてなす精神等は、その後長く福音主義教会の牧師館のあり方の模範となりました。 |