ヴォルムス・大聖堂
ローマカトリック教会から破門されたルターは、1521年4月17日、皇帝カール5世からヴォルムス帝国議会に喚問、大聖堂の司教館広間に呼び出され、所説の撤回を求められました。これに対しルターは「聖書か明白な根拠をもって服せしめられないならば」取り消さないと明言し、「神のことばに捕えられた良心」に拠っていることを明らかにしました。帝国議会はルターに生涯、法律上の一切の保護を受けられない帝国アハト刑を宣告しました。そしてその後ヴィッテンベルクへの帰路、ザクセン選帝侯によって誘拐劇まで仕立てられてヴァルトブルク城にかくまわれることになるのです。
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